MySQLのテーブルを作成しデータをINSERT文で登録したのち、すでに登録済のデータを更新したい場合はUPDATE文を使います。
本記事では、MySQLテーブルに入っているデータを更新する方法について解説していきます。
UPDATE文のサンプルコードを始め、画像付きで動きを確認していくので初心者の方も安心して学べますよ!
もし、まだデータの投入をしていないという人は、前回学んだINSERT文を解説している記事を先に読んでみよう!
UPDATE文のサンプルコード
UPDATE文のサンプルコードは以下になります。
UPDATE テーブル名
SET カラム名 = 新しい値;
このサンプルコードを参考に、実際にUPDATE文を使ってデータを更新してみましょう。
UPDATE文を使ってデータを更新してみよう
今回使うテーブルは「フルーツ管理テーブル」です。
名前の通り、フルーツ名だけを管理するテーブルを用意しました。
このテーブルにUPDATE文を使って更新をかけてみます。
実際に使ったUPDATE文はこちら
UPDATE fruit_table SET fruit_name='ぶどう' ;
実行したところ、以下のような結果になりました。
このままでは、すべてのデータに対して同じ更新がかかることが分かりましたね。
では、1つのデータに絞って更新をかけたい場合はどうしたらいいでしょうか?
ここでWHERE句が役立ちそうだね!
条件を指定して対象のデータを更新してみよう
WHERE句は、条件を付けたいときに使うコードです。
UPDATE文にWHERE句を付けて、一つのデータに絞り込みをしてみます。
以下では、「いちご」のデータがあれば「ぶどう」に変更するSQL文に修正してみました。
UPDATE
fruit_table
SET
fruit_name='ぶどう'
WHERE
fruit_name='いちご';
SQLを実行してみると、結果は以下のように1つのデータだけを更新できます。
UPDATE文を使うときの注意点
UPDATE文を実行するときは、必ずWHERE句を使って条件付けすることが大切です。
WHERE句を使わないと、すべてのデータが更新されてしまいます。特に仕事で使用する場合には、非常に注意が必要です。
もし、WHERE句を付けずに更新してしまった場合、トランザクション設定をしていればロールバックできるかもしれませんが、設定していない場合は大変なことになります。そのため、UPDATE文を実行する前にテーブルのバックアップを取っておくと安心です。
慣れないうちは、バックアップを取ってからUPDATE文を実行することをオススメします。
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まとめ
UPDATE文について解説しましたが、いかがでしたか?
UPDATE文は簡単にデータを書き換えられる一方で、条件付けをしないとすべてのデータに更新がかかることもあります。
UPDATE文を使うときはWHERE句の条件に誤りがないかしっかり確認してから行うようにしてくださいね。